海草・向陽同窓会会長 片桐 章浩 様
ご挨拶
海草・向陽同窓会会長 片桐章浩
向陽高校東京地区同窓会の皆さん。皆さんと共に令和7年を迎えられたことを嬉しく思います。同窓会を代表して一言、ご挨拶させていただきます。
今年は海草中学校・向陽高校創立110周年を迎える年になります。先輩方の時代から延々と築いてきた私たちの母校は伝統という価値を持ち、これは何物にも代えがたい卒業生にとっての誇るべき財産です。そして110年の伝統の中に私たちが過ごした3年間が含まれています。わずか3/110の期間ですが、私たちはこの伝統を背負っている一員であり仲間です。
しかも今を一緒に過ごせる同窓生が集まる東京地区同窓会の存在と活動は輝きを放っています。向陽高校のように、和歌山県立高校の同窓会で東京に拠点がある高校は多くはありません。
このことは海草・向陽同窓会として誇りに思いますし、この伝統を次の時代に継承していく責任を感じています。それは昨年の和歌山市で開催された同窓会定期総会と懇親会に東京地区同窓会長と役員の方々にお越しいただき、共に大切な時間を過ごしたことで思いを共有できたからです。卒業年や暮らしている地域が違っても通じ合えるものがある。それが向陽高校で過ごした私たちの間につながっている見えない絆です。そんな見えない絆を大切にしたいと思います。
さて今年10月9日、母校の体育館で海草中学校・向陽高校創立110周年記念講演会を開催する予定です。東京地区同窓会の皆さんには、是非とも記念講演会に参加していただき、共に母校で過ごす時間と空気を楽しみたいと思います。
そして在校生とも会っていただき、先輩から後輩に110年の伝統の重みを語り、今この時に全力を尽くすことで新しい伝統を創り出すことを伝えて欲しいと思います。
そして本年も向陽高校東京地区同窓会総会に出席することを楽しみにしていますし、できることなら役員と一緒に出席したいと思っています。人が語り合い経験を共有することは成長することですから、同窓会は年齢を問わず私達を成長させてくれる場所でもあると思います。
私たちは15歳の時、奇跡とも思えるご縁に導かれ向陽高校に入学し、生涯つきあえる友と出会え、卒業した今日も同窓生との絆を確かめ合えています。こんな人生はとても幸せなことだと思います。令和7年が私たちにとって心に残る幸せな一年になることを祈念して、挨拶といたします。